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まるごとパーツの移植作業

検証 / 入れ替え作業(変身前) / 入れ替え作業(変身後)

この一件で復活したPCのマザーボードを使いたいという人がいるということで、マザーボードの交換作業を依頼された。
余談だが、交換対象のPC(右側のパソコン)は私が以前知り合いに貰った物で、生まれて初めての自作PCだった。現在は違う人の手に渡っている。

簡単に書くと、左のPCと右のPCの中身が総入れ替えすることとなる。
そのままパソコン自体を交換したらどうなのかと言われそうだが、左のPC(パーツ提供側)の
ケース自体がたわんでいるためにマザーボードと接触して、ネジの閉め方によっては電源すら入らないときがあるので中身を取り替えるはこびとなった。

検証


10月某日、交換対象のパソコンが宅急便で送られてきた。早速作業に取りかかった。
ケース:AOpen LX48-P4
電源:SKYHAWK SH300A8H
M/B:ECS P4ITA
CPU:Intel Pentium4 1.7GHz (Willamette、Socket423)
メモリ:128MB×4=512MB RDRAM
グラフィック:TORICA NVidia Riva TNT2 Model 64 32 MB (ファンがかなりうるさい)
光学、HDD共取り外された状態。
交換対象のPCはマザーボードの不調があり、電源を長いこと入れていない状態で起動、いわゆるコールドブートをすると、Windows2000を起動中にフリーズする問題があった。
長い、といっても寝るときから朝起きて作業するまでなので、せいぜい8時間程度。
電源を入れ直すと起動するが、たまに操作中にフリーズするのも確認した。
ちなみに症状を確認したのは今回ではなく、1年ほど前にも修理依頼があったのでそのときに確認した。

その時は再度電源を入れ直すと起動出来たし、見た目上問題はなかった。
とりあえず長年使われているので、マザーボード自体の不調としたが、今回蓋を開けてみるとコンデンサが凄いことになっていた。


CPU周辺が特にひどく、LUXON製のコンデンサが膨張していた。
他の部分にもLUXON製のコンデンサが使われていたが、膨らみがあったのは写っている部分のみ。

以前チェックしたときはコンデンサの膨らみもなく、長年動いていてもよく膨らまないなと感心していたので、その後膨らんだものだと思われる。
ちなみにこのP4ITAというマザーボード、「サムライの雄叫び」という愛称があるらしい。
まさにこの状態は、サムライが雄叫びを放った後だということなのか。

ドライブ(といってもFDDのみ)、マザーボード、電源の順に外し、電源に愕然とした。

粗悪電源といわれている類の物だった。ケースについていたものだろう。
容量は300Wで、2001年に製造された電源だ。よく8年間も働いたものです。
後で電源を開けたところ、コンデンサに焦げた後(液漏れ?)が。危ないところだった。

全てのパーツを外し、ケースを清掃したところ。ただの箱と化した。


入れ替え作業(変身前)


パーツ提供側のPC構成一覧
OS:なし
ケース:SIGMA CB002
電源:EAGLE 400W
M/B:MSI 865PE Neo2
CPU:Intel Celeron 2.6GHz (Northwood,Socket478)
メモリ:512MB×2=1GB DDR1 (チップがM&S)
グラフィック:Geforce FX5200
HDD:なし
FDD:MITSUMI製
光学ドライブ:なし

[FANを清掃中にCPUを取り外した際、自分の不注意でCPUのピンを折ってしまい、起動しなくなった。
CPUを交換したところ、起動はしたが動きは遅い。ケースをさわってみると、気持ち漏電している感じが・・]
今回の入れ替え作業をする前から色々と準備をしていた。
全てパーツを提供したいところだが、不具合を抱えているものが幾つかあったので、換えのパーツを購入して貰うという条件をのんでもらった上での作業となった。

まず一つが電源。EAGLE製400Wの電源で動いていたが、時々システムが不安定になるときがあった。
他にも、あまり電圧が安定していなかったりと、電源が原因なのは明らか。
しかも、4年以上働いている電源だったので、もはや300Wすら出ていないのではないだろうか。
というわけで、マシン全体の構成や古さからみても、5000円以上で400Wの電源が妥当ということで、剛力2 400Wをセレクト。
というよりも在庫がこれしかなかったらしい(依頼人代理の知り合い談)。
入れ替え作業をする前に何時間か使ってみたが、前よりも電圧は安定し、システムも不安定になることはなかった。

続いてメモリ。どうやらCFDのバルク品らしく、あまり評判がよろしくないM&Sチップが使われているので、Transcendの512MBメモリ2枚を購入。
Memtest86+にはとりあえず2回ほどパスした。

電源・メモリ共併せて1万円以内で収まった。そのほかのパーツは特に問題なし(だと良いのだが)。

作業といっても特別な作業をする必要は無く、普通にパソコンを組み立てていくだけ。

電源とマザーボードを取り付けた状態。ケース自体の状態は良く、たわみとかは特になかった。

ドライブ類、FAN、ケースコネクタを取り付けた所。

この後さらに背面にFANを取り付けました。

完成図。前面パネルが何故か無い状態で届いたので、見た目は若干不格好。


その後電源を入れ、動作確認用として入れていたubuntuが起動した。
何時間か動かしたところ、特に問題もなく、無事、作業終了。

入れ替え後(変身後)


OS:Ubuntu (テスト用)
ケース:AOpen LX48-P4
電源:サイズ 剛力2 400W
M/B:MSI 865PE Neo2
CPU:Intel Pentium4 2.4GHz (ThinkPadG40のCPU交換時にFSBの関係で使えなかった品)
メモリ:Transcend 512MB×2=1GB DDR1
グラフィック:Geforce FX5200 128MB
HDD:WD 40GB (おまけ)
FDD:MITSUMI製
光学ドライブ1:サムソン製、読み込みのみ (おまけ)
今回は特に悩んだ点はなく、スムーズに作業が進んだ。
ケースの狭さも心配になったが、取り敢えずは負担をかけても温度が60度を超えることはなかった。
ただ、気になる点が一つあって、画面全体にノイズが乗っていたのだが、これは下の変換器で解決した。

ビデオカードのVGA側につなぐとノイズが乗るらしく、DVIを通してVGAに変換すると、嘘のようにノイズが取り除かれた。

8千円ほどで完全復活を遂げたPC。
元のパーツよりも性能が若干上がったとはいえ、とりあえずはインターネットやちょっとした作業用途になりそう。
10月24日に知り合いを通じて渡しました。