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NB18C修理

(2011/09/12) 再度修理のため画像追加、137GB(128GB)の壁について最後に追記

NB75Hに引き続き、別の知り合いからFMV-BIBLO NB18Cの修理依頼があった。
作業自体は無事終了したが、作業の途中ですこし気になる点があったので記録する。


-お預かり- 不具合の原因


購入した当時は問題なかったが、1年前くらいからいきなり起動が遅くなったということで、いろいろ調べてみると、今回もハードディスクが壊れかけていた。
エラーログもDiskエラーの山で、代替済みセクタも幾らかあったので、パソコンを預かってハードディスクを交換することに。

ちなみに、今回もTOSHIBA製の60GB HDDが故障した。
使用し始めてから6年ほど経っているので壊れてもおかしくない時期だが、前回のNB75Hや今回のNB18Cに搭載されていたディスクは大体1000時間前後で壊れている感じ。
データの抽出に関しては、今回もドラゑもんの扇風機が役に立った。

HDD・メモリの交換


今回搭載したハードディスクは、前回のWD-1600BEVEの基板故障のこともあったし(初期不良だと思うのだが)、SeagateのST9160821Aをチョイス。
購入後、早速取り付けた。
取り付け自体はスムーズに済んだが、この機種はフロッピードライブの上(裏返しだと下)にハードディスクがある。

気をつける点としては、フロッピードライブのケーブルを切らないようにフロッピードライブを避けて作業することくらい。


メモリの交換も、NB75Hと方法は同じで、キーボードの上にあるパネルを左にスライドして、キーボードを固定しているネジを外し、持ち上げるだけ。

既に128MBが搭載されていたので、256MBに交換。オンボード256MB+256MBで512MBとなった。

メモリーテストを済ませ、早速リカバリーディスクから初期化。パソコン側に137GBの壁があったが、とりあえず初期設定のままでCに118GB、Dドライブに10GB割り当てた。
今回は結構時間がかかり、初期化自体は137GB("壁"のため。本来は160GB)で100分近くかかった。

137GBの壁(ドライバにて解決。非推奨)


※この方法は非推奨です。容量は減りますが、ツールでの設定をおすすめします。

インストールが終わり、再起動がかかったが、なぜか起動がかなり遅い。交換する前よりもひどい状態に。
もしやと思いデバイスマネージャをみてみると、プライマリIDEチャンネルが「PIOモード」になっていた。いわゆる「PIO病」だ。
これは通りで遅いわけで、その上OSはXP SP1なので、とりあえずSP3をインストールするも直らず。
もちろんモードを切り替えてもPIOに戻ってしまう。

BIOSをみてみたところ、UltraDMAになっている感じだが、Windowsを起動するとやはりPIO。ちなみに、BIOSは事前に最新のものに更新してある。
もしかすると取り付け方が間違っていたのか、はたまた137GB以上だからいけないのかと思い、120GB以下のものにすればよかったと後悔。

一か八かでチップ名で検索すると、なんと解決法が乗っていた。
どうやら、NB18CのATAコントローラは、「ALi M1535」というものが使われているらしく、
これが搭載されているパソコンで、137GB以上のハードディスクを装着すると、PIOモードになるらしい。
解決方法はALi製のドライバを入れることで、http://wwwcsif.cs.ucdavis.edu/~leeey/a7a266/にある、IDE4008.exeを入れると解決するということだった。
※リンクが切れていますので、WayBackMachine経由でアクセス出来るようにしてあります。

上記のドライバをインストールすることによって、スタンバイや休止モードが効かなくなるが、
同じページにあるReadMeに載っている方法でレジストリーを編集すれば有効にできることも書いてあった。
2) Click on
HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/alihdd/Parameters/PnpInterface/5
And "Edit->Rename" to change Name from 5 to 1

以上の通りに編集したレジストリーを保存した内容↓
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\alihdd\Parameters\PnpInterface]
"1"=dword:00000001
試しにドライバをインストール。3回くらい再起動してようやく認識し、速度もかなり速くなった。
レジストリも編集し、スタンバイや休止モードも効くようになった。
その後、Dドライブのパーティションを消去し、認識した残りパーティションとくっつけて32GBとした。

今回修理したPCにまさか137GBの壁があるとは思わず、事前に下調べをしなかったことを反省。
2004年前半以前に発売されたPCは、137GB以上のHDDに対応していないので注意が必要。
BIOSの更新で解決することもあるが、BIOS上で137GBとなっている場合は、今回のケースと同じように、ドライバやOS側(Win2000SP4、XP SP2以上)で対応する場合がある。
だが、認識しても安全のために1つのドライブを137GB以上にしない、またはハードディスクを購入する時点で、120GBや80GBのものを購入した方が無難。

ちなみに、2.5インチのSeagate製HDDは初めてで、発熱や騒音が心配だったが、意外と音も静かで温度も低く、なかなかいい感じ。

返却


その後、パソコン本体をクリーニング。
画面に傷みたいなのがついていたが、拭いてみるとただの汚れだった。
ほかにも、最近ではあまり使用しないと思うが、読み込んだだけでフロッピーを壊してくれるフロッピードライブが搭載されていたので、
壊れたノートPCからドライブを拝借し、フロッピーも難なく使えるように。

そんなこんなですべての作業が終了し、返却。
起動や動作も、購入時より早くなったようで満足していました。


その後(137GBの壁について メーカー製ツールで設定)


パソコンを使用中に突然シャットダウンがかかり、その後アンダーバー点滅画面にて止まる、ということでまたまた修理依頼が。
パソコン自体ももう古いので、新しいパソコンを購入予定ということだったが、
重要なデータが残っているようなので、とりあえずハードディスクを取り外してチェック。
ハードディスク自体は全く問題なく、無事データを取り出すことに成功。問題はパソコンの方。

まず、メモリーテストを行ったが2回パスした。
続いて、試しに手持ちのXPインストールディスクから修復インストールを試みるも起動せず。
UbuntuのLiveCDを試してみたところ、こちらはすんなり起動。ハードディスクも問題なく認識。
突然シャットダウンした原因がわからないままだが、データは取り出せたのでリカバリーを行うことに。

以前、HDD交換修理を行った際に、160GBの大容量のHDDをつけたため、そのままリカバリーするとチップセットの仕様で
PIO病になるために動きが遅くなってしまうので、ドライバを入れて対処した。
もしかすると、今回の不具合はドライバが原因で発生した可能性もあるため、本末転倒ではあるが、
ツールで強制的に137(128)GB以下の容量に認識させるようにした。
容量設定は、FeatureTool(日立)やSeatools(Seagate)で行えるが、
今回は交換したHDD「ST9160821A」のメーカーが配布しているSeatoolsを使用した。
なお、データが入っている場合は、容量設定を行う前にローレベルフォーマットを行うこと。

使い方としては、ツールをCDから起動し、容量制限の項目で設定したい容量(セクタ数)を打ち込むだけ。
Seatoolsの場合、セクタ数を入力するので、「268435000」と入力した(本来は「268435455」だが安全のため)。
ちなみに、修理対象のパソコンでは何故かSeatoolsが起動しなかったので、容量制限の作業はほかのパソコンにて行った。

その後、修理対象のパソコンにHDDを取り付け、リカバリーディスクをセット。順調にリカバリーが済み、Windowsが起動。
動きも遅くなることはなく、UltraDMA5モードとして認識。無事復旧した。

ドライバを入れる利点としては、無駄なく容量を使えるということだが、そんなに使わないならば容量設定をしておいた方が安定するように思った。
当時はそんなことも思いつかずに作業してしまったが、もし今回の不具合の原因がドライバのせいだったらと考えると、依頼者には大変申し訳なく思う。
以前に「120GBや80GB以下のものを購入した方が無難」と書いたが、最近ではそれらの容量はおろか、PATA接続のHDDも少なくなってきたので、
今回のようなパソコンのハードディスクが故障した際には、パソコン自体を買い換えた方が早いかもしれない。
でも、まだまだ使えるので、137GB(128GB)の壁があり、なおかつその容量以上のハードディスクを購入した際には参考にしてみてください。

今回、パソコンは使えなくなってもデータを取り出して欲しいということだったが、
パソコンも復旧し、データも取り出せたので私としては大変満足。
依頼者もほっとした様子でした。
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